南海電鉄 高野線 2000系
概要
1990年(平成2年)に登場した南海電気鉄道の通勤形電車。平坦線・山岳線直通車両『ズームカー』の一系列である。
21001系,22001系,2200系の置き換え用として1990年(平成2年)に
運用が開始された。
制御方式は、南海では初採用となる日立製作所製GTO素子による
VVVFインバータ制御で主電動機は東洋電機製造製で出力は100KW
全電動車方式である。全車M車で初期型GTO素子VVVFインバータ
装置を搭載している。機器的には2両1組の構成となっていて、
一部の機器は2両に1つしか搭載されていない。このため2両編成
単独の営業運転は行わない。
車体長を高野線山岳区間の車輛限界にあわせて17mとしたこと
や、ドアの数も片側2ヵ所と少ないので、通勤車としてはやや
不向きの面もある。本系列は女性専用車両の設定対象外となって
いる。また17m車の運用の無い泉北高速鉄道では運行されない。
車両
2000系仕様
【 編 成 】4両編成( 4編成 16両)2両編成(12編成 24両)
【 営業最高速度 】100Km/h
【 設計最高速度 】120Km/h
【 製 造 初 年 】1990年(平成2年)
【 製 造メ ー カ ー 】東急車両
【 全 長 】17,725mm
【 全 幅 】 2,744mm
【 全 高 】 4,130mm
【 編 成 質 量 】4両編成 140.0t
2両編成 71.5t
【 軌 間 】1,067mm
【 車 体 材 質 】ステンレス
【 駆 動 装 置 】TD平行カルダン駆動式
【 電 気 方 式 】直流 1,500V (架線給電方式)
【 編 成 出 力 】4両編成 1,600KW
2両編成 800KW
【 制 御 方 式 】GTO素子VVVFインバータ制御
【 制 動 装 置 】電磁直通空気ブレーキ
【 保 有 両 数 】40両
編成表
4両編成←なんば 橋本・高野山→
2041-2091-2141-2191
2044-2094-2144-2194
2045-2095-2145-2195
2046-2096-2146-2196
2両編成
←なんば 橋本・高野山→
2033-2183
2034-2184
2035-2185
2036-2186
2037-2187
2038-2188
2039-2189
2040-2190
2021-2171
2022-2172
2023-2173
2024-2174